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目次
人には、ある物事の結果を知った時に、それが、あたかも最初から予想できていたかのように考えてしまう傾向があります。このような心理傾向のことを、「後知恵バイアス」といいます。例えば、スポーツの試合の結果を予想する際、試合終了後に、あたかもその試合の結果を最初から予測していたかのように考えてしまうことがあります。また、仕事で成功(失敗)を収めた人に対して、最初からそのことが分かっていたかのように考えてしまうことがあります。 後知恵バイアスが発生する要因は、人間の認知能力に由来するとされています。人間は、過去の経験に基づいて、将来の出来事を予測する能力に優れています。しかし、後知恵バイアスに陥ると、この能力を過信し、あたかもその出来事が起こることを最初から予測していたかのように考えてしまいます。 後知恵バイアスには、次のような特徴があります。 一つ目は、「物事が起こった後に、その結果をすでに知っていたつもりになって、過去の出来事を解釈してしまう」ことです。しかし、実際には物事が起こる前には結果を正しく予測出来ていなかった場合がほとんどです。 二つ目は、「結果に注目する」ことです。物事が起きた後、その結果に注目してしまい、結果に至るまでのプロセスや他の可能性を忘れてしまうため、結果が予測可能だったように錯覚してしまうのです。 三つ目は、「確証バイアスの影響を受けることがある」ことです。自分の考えや予測が正しかったという確証を得たい気持ちから、結果に沿う情報をより強く記憶し、結果に反する情報を無視してしまうことがあります。 四つ目は、「起こった出来事を、過去の経験に基づいて判断してしまう」ことです。過去に似たような経験があった場合、その経験に基づいて、結果が予測可能だったように錯覚してしまうことがあります。しかし、実際には、過去の経験とは状況や環境が大きく異なっていることがほとんどです。
後知恵バイアスに陥ると、結果が悪かった場合、相手を批判したり、責任を負わせたりする傾向が強くなります。また、自分は予測能力が高いと自信過剰になり、油断や慢心に繋がることもあります。 後知恵バイアスの影響を緩和するためには、以下のような手段が考えられます。 ①結果に対して評論家にならず、ニュートラルに考える ②結果に至るまでのプロセスや他の可能性を考える ③自分の考えや予測を客観的に振り返る ④過去の成功体験に固執しないようにする 一つ目は、「結果に対して評論家にならず、ニュートラルに考える」ことです。特に、他人の失敗に対して評論家になり、他人を批判するような行為は、非建設的であるので控えましょう。結果に対してニュートラルに考えることで、冷静な判断を下すことが出来ます。 二つ目は、「結果に至るまでのプロセスや他の可能性を考える」ことです。後知恵バイアスは、結果に注目することによって起こるため、結果に至るまでのプロセスや、違う結果になっていた可能性を十分に考慮することで、後知恵バイアスの影響を抑えることが出来ます。 三つ目は、「自分の考えや予測を客観的に振り返る」ことです。人は、結果が起こった後に、過去の自分の考えや予測を忘れて、予め結果は予測できていたと、過去の考えを上書きすることがあります。そのようなことが起こらないためにも、過去の自分の考えや予測を客観的に振り返ることは、とても大切です。 四つ目は、「過去の成功体験に固執しないようにする」ことです。過去の成功体験を参考にするのは良いですが、過信しないようにしましょう。過去の成功体験が、現在の当人の置かれている状況・環境で適応できるのかをしっかりと考えることが大切です。
当Webサイトでは、後知恵バイアスの他にも、様々な認知バイアスを解説しております。 その他の認知バイアスは、以下をご参照ください。 ・ハロー効果とは ・確証バイアスとは ・計画錯誤とは ・正常性バイアスとは ・バラ色の回顧とは ・透明性の錯覚とは ・アンカリング効果とは ・知識の呪いとは ・権威バイアスとは ・対応バイアスとは ・現在バイアスとは ・サンクコストバイアスとは ・行為者観察者バイアスとは