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目次
人には、最初に提示された情報が、後から提示された情報よりも記憶に残りやすい傾向があります。このような心理傾向の事を、「初頭効果」といいます。そのため、最初に提示された情報によって、その後の印象や評価が大きく左右される可能性があります。 例えば、初対面の人と接した時に、その人の身だしなみや表情、挨拶や言葉づかいといった「第一印象」が、その人のイメージとして、その後も残り続けます。また、商品やサービスの広告では、最初に消費者が目にした情報が、その商品やサービスのイメージとして消費者の印象に残り続けます。
初頭効果の活用事例を、いくつか見ていきましょう。 ①面接 ②商品やサービスの広告 ③ビジネスのプレゼンテーション ④恋愛 一つ目は、「面接」です。就職活動などの際に行われる面接において、挨拶や言葉遣い、身だしなみや表情などの第一印象が良いと、面接官から高い評価を得やすく、採用される可能性も高くなります。逆に第一印象が悪いと、採用される可能性はかなり低くなります。 なお、採用された後、同じ部署で働く人たち全員に対しても、初頭効果を意識して、第一印象を良く見せることが出来れば、その後の評価も良くなる傾向にあるということを念頭に置いておきましょう。 二つ目は、「商品やサービスの広告」です。商品やサービスの広告では、最初にポジティブな情報を提示することで、消費者に好印象を与えやすくなります。例えば、商品の機能やメリットを強調したり、利用者の声を掲載したりすることで、消費者に良い印象を与えることができます。また、広告のデザインも消費者が最初に目に触れる重要な部分なので、広告のデザインによって得られる視覚効果も極めて重要なポイントです。 三つ目は、「ビジネスのプレゼンテーション」です。プレゼンテーションでは、最初に訴求したいポイントを強調することで、聴衆の記憶に残りやすくすることができます。そのため、最初に具体的な数字やデータ、エピソードなど、印象に残りやすいものを用意しましょう。また、プレゼンテーションを行う人の身だしなみ等の第一印象も、もちろん大切です。 四つ目は、「恋愛」です。合コンやパーティーなどで、最初に明るく元気な挨拶をしたり、相手の趣味や興味について質問したりすることで、好印象を与えることができます。また、デートでは、最初に相手の好きな場所や食べ物を選ぶことで、相手の興味を引くことができます。また、清潔感のある身だしなみを整えることも、とても大切です。
初頭効果とは逆に、最後に与えられた印象が強く残る、親近効果というものがあります。その違いは、一体何なのでしょうか。 初頭効果と親近効果の違いは、記憶の種類で説明することが出来ます。 初頭効果は、最初の印象を元に、以降の印象を比較検討するため、長期記憶として記憶されます。 一方、親近効果は、直前の情報はまだ記憶の欠落が少ないため、短期記憶に残ります。
コントは、以下をご参照ください。 ・コント(初頭効果)