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色の見えやすさ

目次

1.明度差が示す、色の見えやすさ

色の見えやすさには、色の特性、周囲の環境、人間の視覚特性など、様々な要因が絡み合っています。 本項では、その中でも、色の特性である、明度差・及び色相差が示す色の見えやすさについて解説いたします。

物体は、背景色と前景色の明度差により、発見のしやすさや、対象物の読みやすさなどが大きく異なります。
「視認性」「明視性」「可読性」などは、背景色と前景色の明度差に影響を受けます。

◆視認性
目で見た時の、対象物の認識のしやすさのことを、「視認性」といいます。ぱっと見た瞬間に、認識しやすければ視認性が高いと言えます。
道路標識や、広告、看板などでは、「視認性」の高い色の組み合わせが使われています。
なお、明度差以外にも、文字や図形の大きさなども、「視認性」に影響を与えます。 視認性の画像

◆明視性
図形や画像を見た時の意味の理解のしやすさのことを「明視性」と呼びます。
例えば、非常口への避難誘導灯は、画像を見た時にぱっと意味を理解しやすいので、「明視性」が高いと言えます。また、道路標識は、画像を見た時にぱっと意味を理解しやすいものが多いので、視認性だけでなく、「明視性」も高いと言えます。
なお、明度差以外にも、図形や画像の、絵の上手さなども、「明視性」に影響を与えます。 明視性の画像

◆可読性
文字の読みやすさのことを「可読性」と呼びます。
例えば、一般的な本は、白い背景に黒い文字で書かれており、「可読性」が高いと言えます。白と黒の組み合わせは、最も明度差が大きいからです。これが、白い背景に黄色い文字で書かれていると、文字を読みづらいのは容易に想像できます。
なお、明度差以外にも、文字の大きさや太さ、読みやすさ、行間や段落などのレイアウトなども、もちろん「可読性」に影響を与えます。 可読性の画像

2.色相差が示す、色の見えやすさ

複数の対象の色相差によって、対象の区別のしやすさや、見分けやすさが大きく異なります。 複数の対象の区別のしやすさ、見分けやすさのことを「識別性」と呼びます。
例えば、トイレの男女のマークなどは、男性の青色と、女性の赤色の色相差が大きいので、「識別性」が高いと言えます。
また、地下鉄などの路線図の色分けや、電車の急行、準急、普通などの列車種別の色分けなども、色相差が大きく、「識別性」が高いと言えます。

彩度が示す心理効果の説明

3.コント(色の見えやすさ)

小川君
平牧先生、色の見えやすさについて、詳しく教えていただけますか?
平牧先生
はい、色の見えやすさには、色の特性、周囲の環境、人間の視覚特性など、様々な要因が絡み合っていますが、本項では、色の特性である、明度差・及び色相差が示す色の見えやすさについて解説いたします。
清水さん
動物のお医者さんが掛けるメガネのことね~💖
平牧先生
獣医の眼鏡(がんきょう)ちゃうー!!
獣医さんの眼鏡
平牧先生
まずは、明度差が示す、色の見えやすさについて解説します。
清水さん
萌え萌え~、キュン💖
平牧先生
メイドさんちゃうー!!
にっこりと微笑んでいる、メイドさん
小川君
コントの続きは、以下のページに掲載されていますので、是非ともご覧ください!
・コント(色の見えやすさとは)

4.その他の色彩理論・色彩心理学

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