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このページでは、乳幼児期の子どもの生活習慣の発達過程について解説いたしております。 0~6歳までの子どもの発達過程を詳しくご紹介しておりますので、現在子育て中の方や、将来子供を授かる予定の方に、是非とも読んでいただきたい内容となっております。 なお、ここでご紹介している発達過程は、あくまでも一般的な発達過程なので、子どもによって個人差があることをご了承くださいませ。 本記事が、皆様の子育てのサポートとなりますことを、心より願っております。
目次
乳幼児期の子どもの睡眠の発達過程は、以下の通りです。 ◆0~1ヶ月頃:1日に16~18時間眠ります。昼と夜の区別がまだ出来ておらず、いつでも寝たり起きたりします。 ◆1~3ヶ月頃:1日に14~15時間眠ります。 ◆4~6ヶ月頃:1日に13~14時間眠ります。昼と夜の区別が出来るようになり、夜に長く寝て、昼は短く寝ます。 ◆7~12ヶ月頃:1日に11~13時間眠ります。9ヶ月頃から、お昼寝が、午前と午後の2回になってきます。 ◆1~2歳頃 :1日に11~12時間眠ります。1歳3ヶ月頃から、午睡が1回になってきます。また、1歳半~2歳頃に、体内時計がほぼ完成すると言われています。 ◆3~5歳頃 :1日に10~12時間眠ります。この時期に、午睡が不要になってきます。 なお、睡眠の発達過程には個人差があり、睡眠時間が上記より長かったり短かったりしても、必ずしも異常があるわけではありません。
乳幼児期の子供の睡眠の発達を支えるには、親の関わり方が重要です。 以下に、乳幼児期の子供の睡眠の発達を支える親の関わり方について、いくつかご紹介いたします。 ◆規則正しい生活リズムを整える 乳児期(0~1歳)は特に、まだ体内時計が整っていないため、親が生活リズムを整えることが大切です。朝起きたら明るい光を浴びて目を覚まし、夜は寝る準備を整えて、暗い部屋で寝る。このような、規則正しい生活リズムをとることで、子どもは良い睡眠がとれるようになります。 ◆寝る前の過ごし方を工夫する 寝る前に、テレビやパソコン、タブレットなどの光を見ると、寝つきが悪くなったり、夜中に目が覚めたりする原因になります。寝る前は、お風呂に入ってリラックスしたり、絵本を読んだりして、心身を落ち着かせる過ごし方を心がけましょう。 ◆子どもの体調や気分を尊重する 子どもは、体調や気分によって、その日の睡眠の時間や回数が大きく変わります。子どもが眠そうにしていたら、無理に起こさずに寝かせてあげましょう。また、寝つきが悪いときや、夜中に目が覚めたときは、子どもの様子を見ながら、声をかけてあげたり、抱っこしてあげたりするなど、寄り添ってあげることも大切です。子どもの体調や気分を尊重した関わり方をすることによって、子どもは愛情を感じ、すくすくと成長することが出来ます。
乳幼児期の子どもの食事の発達過程について、ご紹介いたします。 ①完全母乳期 赤ちゃんが生まれてから、生後5~6ヶ月までは、母乳、またはミルク、または混合のみで栄養を摂取します。母乳は赤ちゃんにとって最適な栄養源であり、成長と発育に必要なすべての栄養素が含まれています。 ②離乳食初期(ゴックン期) 初めての離乳食の時期を、離乳食初期、またはゴックン期と呼びます。赤ちゃんの発達の様子を見ながら、生後5~6ヶ月頃に離乳食を開始します。赤ちゃんが生まれて初めて固形物を食べる時期で、まずは1日1回、スプーン1さじから始めます。この時期の食材は、子どもがそのままゴックン出来るように、滑らかにすり潰す必要があります。離乳食の開始後1ヶ月くらいからは、1日2回にしてもOKです。 ③離乳食中期(モグモグ期) モグモグと口を動かし、舌で潰せる程度の固さのものを食べ始める時期を離乳食中期、またはモグモグ期と呼びます。離乳食初期から2ヶ月程度経過し、離乳食初期の食材を喜んで食べ、上手に飲み込んでいる様子が伺えると、離乳食中期に移行していきましょう。赤ちゃんの発達の様子を見ながら移行するのですが、生後7~8ヶ月頃が離乳食中期(モグモグ期)であることが多いです。 この時期は1日2回の離乳食を食べましょう。食材は、舌で潰せる程度の固さにします。 ④離乳食後期(カミカミ期) 歯ぐきで食べ物を潰せるようになる時期を、離乳食後期、またはカミカミ期と呼びます。豆腐程度の硬さの食材をもぐもぐと口を動かしてしっかりと食べること、飲み込むことが出来るのが、移行の目安です。赤ちゃんの発達の様子を見ながら移行するのですが、生後9~11ヶ月頃が離乳食後期(カミカミ期)であることが多いです。この時期は、食事の回数を1日3回に増やします。食材は、歯ぐきで潰せる程度の固さにします。 また、この時期は、子どもが手づかみ食べを始めます。手づかみ食べをすることで、手指を使う力を鍛え、口の周りの筋肉の発達を促すことが出来ます。なお、手づかみ食べを促す際は、窒息の恐れがあるため、食べ物は小さく切るように注意してくださいね。 ⑤離乳食完了期(パクパク期) 子どもが必要な栄養の多くを食事からとれるようになる時期を、離乳食完了期、またはパクパク期と呼びます。バナナくらいの硬さの食べ物を、あごを膨らませて噛んで飲み込めるようになるのが移行の目安です。子どもの発達の様子を見ながら移行するのですが、生後12~18ヶ月頃が離乳食完了期(パクパク期)であることが多いです。この時期の食材は、歯ぐきでかめる程度の固さにします。 また、手づかみ食べと並行して、スプーンやフォークの使い方を練習しましょう。スプーンやフォークは、赤ちゃんが持ちやすい大きさにし、食材の大きさには注意しましょう。 ⑥幼児食期 離乳食完了後の、1歳半頃~6歳までの時期を、幼児食期と呼びます。 子どもの歯はまだ大人ほど発達していないため、食材は軟らかくて噛みやすいものにすることが大切です。また、内臓器官も発達途上にあるため、味付けは薄味にすることが大切です。 なお、母乳の終了時期は、ママと子どもの体調や状況によって異なります。一般的には1歳半~2歳頃に卒乳する人が多いようですが、卒乳時期に決まりは無いため、ママと子どもの体調や状況をよく考えて、決めるようにしましょう。なお、母乳は子どもの健康にとっても良いため、WHO(世界保健機関)では、2歳以上の子どもにも母乳を与えることを推奨しているようです。
乳幼児期の子どもの食事の発達を支える親の関わり方のポイントをご紹介します。 ◆食事への興味・関心を促す 子どもが食事に対して好奇心やワクワク感を抱けるような関わり方をすることが大切です。以下に具体例を挙げます。 ・食事の準備や片付けを一緒にする ・親が、食事を美味しそうに食べる姿を見せる ・子供が食べているものを、親も一緒に食べる ・食事の時間は、テレビやスマホを消す ◆子供の食べたいものを尊重する 食べ物の好き嫌いが出てくると思いますが、嫌いな食べ物を無理やり食べさせようとすると、食事に対して苦手意識を持ってしまう可能性があります。そのため、子どもの嫌いな食べ物は無理強いしない方が良いです。子どもの好きな食べ物を積極的に出すことで、子どもが食事を好きになります。 ただし、子どもの好きな食べ物が栄養価の低いスナック菓子などの場合は話は別で、その場合は食べさせる量は制限するべきです。主食・主菜・副菜などの栄養価の高い食べ物で、好きな食べ物があれば、積極的に出すことで、子どもは食事の時間が好きになります。 ◆食べ方の練習をサポートする 発達段階に応じて、子どもの食べ方の練習をサポートすることが大切です。 ・離乳食初期~中期:まだ自分で食べることは難しい時期なので、細かくすり潰した食材を、スプーンで口元に近づけ、食べようとする様子を見守ります。 ・離乳食後期:赤ちゃんが手づかみ食べを始める時期です。手づかみ食べをすることで、手指を使う力を鍛え、口の周りの筋肉の発達を促すことが出来ます。なお、赤ちゃんが食べ物を落としたり、食べ物で遊んだりしていても、叱らずに、食べ直す機会を与えることが大切です。 ・離乳食完了期:子どもがスプーンやフォークを使うことが出来るようになり始める時期です。手づかみ食べと並行して、スプーンやフォークの使い方の練習をしましょう。その際、反対の手を食器で押さえることもセットで教えるとなお良いでしょう。なお、子どもが食べ物を落としたり、食べ物で遊んだりしていても、叱らずに、食べ直す機会を与えることが大切です。 ・幼児食期:食器、スプーン、フォークなどを自分で使いこなすようになる時期です。子どもが食べることに集中できるように、食事中はテレビを消すと良いでしょう。お箸の練習は、3歳半~4歳頃に始めるのが良いでしょう。お箸は子供の持ちやすい大きさのものにし、最初は、少量で持ちやすいものから練習を始めましょう。
乳幼児期の子どもの排泄機能の発達過程について、ご紹介いたします。 ・0~3ヶ月頃:この時期の赤ちゃんの排泄は、反射的に行われます。そのため、便意や尿意を感じても、コントロールすることは難しいです。 ・3~6ヶ月頃:尿意を感じてから排尿までの間隔が徐々に延びてきます。便も徐々に成熟してきて、排便の頻度が減少します。 ・6~12ヶ月頃:赤ちゃんは、おむつを気にするようになります。排尿や排便の際に、おむつが濡れたり、汚れたりすると、自分で気付くようになります。また、赤ちゃんが排泄のサインを示すことがあります。 ・1~2歳頃:排尿間隔が安定してきて、約2時間おきになります。便も成熟し、排便間隔もより一定になります。ただし、授乳の頻度や食事内容に影響を受けることがあります。 ・2~3歳頃:トイレトレーニングが本格的に始まる時期です。子供は尿意を感じてからトイレに行くことができるようになりますが、まだ事故が起こることがあります。便のコントロールも進み、トイレでの排便が出来るようになります。 ・3~5歳頃:尿意を感じてからトイレに行くことができるようになり、日中は通常、3〜4時間おきにトイレを利用することができるようになります。便のコントロールも向上し、トイレでの排便がより一般的になります。ただし、まだ完全にはコントロールできないこともあります。 なお、子どもの排泄機能の発達は個人差が大きく、早い子は1歳半頃からトイレトレーニングを始めることができる子もいれば、遅い子は3歳になってもトイレトレーニングが完了しない子もいます。排泄機能発達の速度が遅いからといって、必ずしも異常があるわけではありません。子どもの排泄機能の発達を促すためには、トイレトレーニングに焦らず、子どものペースに合わせて進めることが大切です。 また、子どものトイレトレーニングを成功させるためには、親のサポートが重要です。子どもをトイレに連れて行く、トイレの使い方を教えるなど、子どもがトイレを好きになるような環境を整えてあげましょう。
乳幼児期の子供の、排泄機能の発達を支える親の関わり方について、ご紹介します。 ◆排尿や排便のタイミングを教え、理解してもらう 子どもは、排尿や排便のタイミングを自分で意識できるようになるまでに、ある程度の成長が必要です。子どもの様子を見ながら、排尿や排便のタイミングを教え、理解してもらいましょう。子どもが排尿や排便のタイミングを意識するようになったら、トイレに連れて行ってあげましょう。排尿や排便を我慢する力をつけるために、トイレの間隔を少しずつ長くしていくのも効果的です。 ◆トイレの使い方を教え、練習する 子どもがトイレで排尿や排便ができるようになるには、トイレの使い方を覚えることが大切です。トイレの座り方や、トイレットペーパーの使い方、手を洗う方法などを教え、繰り返し練習することが大切です。 ◆排尿や排便の失敗を責めない 子どもは、排尿や排便をコントロールするのがまだ難しいため、失敗してしまうこともあります。失敗を責めると、子どもは排尿や排便に不安を覚え、排泄機能の発達が遅れてしまう可能性があります。そのため、子どもが排泄を失敗しても温かく見守り、励ます姿勢が大切です。
コントは、以下をご参照ください。 ・睡眠の発達過程 ・食事の発達過程① ・食事の発達過程② ・排泄機能の発達過程① ・排泄機能の発達過程②