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目次
人間には、自分の思考や感情が、実際以上に他者に見透かされていると思い込んでしまう傾向があります。このような心理傾向のことを、「透明性の錯覚」といいます。 透明性の錯覚の例を、以下に挙げます。 ・相手に隠し事をした時に、実際以上に相手にばれているのではないかと思い込んでしまう ・人前に立つ場面でとても緊張してしまい、本人としては緊張が隠しきれなかったと思っていた時でも、見ていた人からは堂々としていたように見える これらは、本来は他者からは見えないはずの心の中を、他者に見抜かれていると過大評価している状態と言えます。 また、透明性の錯覚は、相手に見透かされているというニュアンスだけでなく、相手が理解してくれている、相手に伝わっていると思い込むニュアンスも含んでいます。以下に、例を挙げます。 ・相手に対して、「なんで私の気持ちを分かってくれないの?」と思う ・仕事で、自分としては部下にきちんと説明したつもりなのに、部下に伝わっていない このように、透明性の錯覚は、相手に知られなくない場面のみならず、知ってほしいと思っている場面でも、同様に生じます。
透明性の錯覚に陥ってしまうと、自分の考えや感情を正確に相手に伝えることができず、不利益を被ってしまう可能性があります。そのため、対策を考えることが大切です。透明性の錯覚の対策としては、以下のようなものが挙げられます。 ①自分の思い、感情は、自分が思っているよりも相手に伝わっていないと理解する ②他者からフィードバックを受ける ③他者に注意を向ける ④自分の思い、感情を、言葉で丁寧に説明する(相手に知ってほしい場面) 一つ目は、「自分の思い、感情は、自分が思っているよりも相手に伝わっていないと理解する」です。自分の内面的な状態が他人にどれだけわかりやすいかを過大評価せず、客観的に自分自身を見つめ直すことが重要です。自分が感じていることや考えていることを他人が理解するのは、思っているよりもかなり難しいことであると認識しましょう。 二つ目は、「他者からフィードバックを受ける」です。他者からのフィードバックを受け入れることで、自分の内面的な状態が他人にどれだけ理解されているかを客観的に把握できる場合があります。フィードバックを受け入れる姿勢を持ち、改善の余地を見つけることが大切です。 三つ目は、「他者に注意を向ける」です。透明性の錯覚は、自分に注意が向いている時は強化される傾向にあります。そのため、他者に注意を向けることで、透明性の錯覚による影響を緩和することが出来ます。 四つ目は、相手に知ってほしい場面において、「自分の思い、感情を、言葉で丁寧に説明する」です。自分の思い、感情は、自分が思っているよりも相手に伝わっていないことがほとんどであるため、「お察しください」などと思って相手が理解することを期待するのではなく、言葉で丁寧に伝えることが大切です。それに加えて、非言語的コミュニケーション(表情、ジェスチャー、体の動きなど)も情報を伝える重要な手段なので、言葉で説明する際に、非言語コミュニケーションも効果的に活用しましょう。
当Webサイトでは、透明性の錯覚の他にも、様々な認知バイアスを解説しております。 その他の認知バイアスは、以下をご参照ください。 ・ハロー効果とは ・確証バイアスとは ・計画錯誤とは ・正常性バイアスとは ・バラ色の回顧とは ・アンカリング効果とは ・知識の呪いとは ・後知恵バイアスとは ・権威バイアスとは ・対応バイアスとは ・現在バイアスとは ・サンクコストバイアスとは ・行為者観察者バイアスとは