Menu
◆アドラー心理学の五つの柱
◆アドラー心理学の用語
◆初頭効果
◆親近効果
◆好意の返報性
◆単純接触の原理
◆ピグマリオン効果
◆ゴーレム効果
◆ジャムの法則
◆ホーソン効果
◆社会的促進/社会的抑制
◆自己効力感
◆ツァイガルニク効果
◆カリギュラ効果
◆ラベリング効果
◆自己呈示
◆自己開示
◆ハロー効果
◆確証バイアス
◆計画錯誤
◆正常性バイアス
◆バラ色の回顧
◆透明性の錯覚
◆アンカリング効果
◆知識の呪い
◆後知恵バイアス
◆権威バイアス
◆対応バイアス
◆現在バイアス
◆サンクコストバイアス
モンテッソーリ教育
乳幼児期の子どもの発達過程
◆生理的機能の発達過程
◆生活習慣の発達過程
◆運動機能の発達過程
◆言語機能の発達過程
◆色の分類と三属性
◆光の三原色と色料の三原色
◆表色系と色相環
◆PCCS色相環
◆光の仕組み
アドラー心理学
日常で使える心理学技法
子育て
当Webサイトについて
SNS
Topへ
目次
上司や先生から期待されないことで、仕事での成績が下がったり、学校の成績が低下したりします。このような心理効果を、「ゴーレム効果」と呼びます。ゴーレム効果とは、以前ご紹介した、ピグマリオン効果とは、逆の効果です。 ゴーレム効果は、ユダヤ教の伝説に登場する巨人「ゴーレム」の名前に由来しています。ゴーレムは、人間によって作られた泥人形で、人間の命令に従って動くことができます。しかし、運用上の厳格な制約があり、それを守らないと狂暴化するそうです。 ゴーレム効果は部下や生徒に対してマイナスに働く効果なので、上司や先生の方は、くれぐれもゴーレム効果を発生させないように注意してください。あなたが部下や生徒を持つ立場の人であるなら、「ピグマリオン効果」を意識して、部下や生徒に対して期待を持って接してあげてくださいね。
あなたが現在、上司から期待されず、低い評価を受けている場合にはどのような対策を取ればよいでしょうか。ゴーレム効果の対策としては、以下のようなものが挙げられます。 ①自分の評価は、自分でする ②他人と比較しない ③スモールステップを意識する 一つ目は、「自分の評価は自分でする」です。他者からの評価というのは、結局のところ他者の都合により左右される部分があるので、「自分の評価は自分でする」という決意を持ちましょう。また、他者から期待されるから頑張る、他者から評価されるから頑張るというモチベーションの持ち方をやめて、自分のモチベーションは自分自身でコントロールすることが大切です。 二つ目は、「他人と比較しない」です。自分の評価は自分自身でするのと同様、他人の評価も、その人自身が自ら行うものです。そのため、上司から与えられる期待や評価の情報を基に自分と他のチームメンバーを比較しても意味がありません。仮に上司が他のチームメンバーに期待を寄せ、自分は期待されていなかったからといって、それにより仕事のモチベーションを低下させる必要はないのです。 三つ目は、「スモールステップを意識する」です。スモールステップとは、目標を細分化し、一つずつ着実に達成することです。 細分化した目標を達成することで少しずつ自己肯定感が高まるため、周囲に期待や関心を持たれなくてもモチベーションを維持しやすくなります。 ゴーレム効果が発生している職場はさぞかし居心地が悪いことかと思いますが、上記のような対策を取ることで、ゴーレム効果による影響を軽減出来ます。
コントは、以下をご参照ください。 ・コント(ゴーレム効果)