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表色系と色相環

目次

1.表色系

色を科学的に、体系的に表したものを、「表色系」と呼びます。表色系には、「混色系」「顕色系」の2種類があります。

「混色系」は、光の三原色(赤、緑、青)、または、色料の三原色(シアン、マゼンタ、イエロー)を混ぜ合わせた割合の値により、色を表現します。混色系は、パソコンやスマートフォン、デジタルカメラなど、電子機器の色再現に用いられています。

「顕色系」は、人間の視覚特性に基づいて色を表現します。多くの顕色系では、「色相」「明度」「彩度」の3属性を、数値や記号で表すことで、色を定量的に表現します。人間の視覚特性に基づいて色を表現するため、実際の色をイメージしやすいという特徴があります。そのため、色彩デザインや色彩心理学では、主に「顕色系」が用いられています。

「混色系」には、以下のようなものがあります。
・RGB表色系
・CMYK表色系
・XYZ表色系
RGB表色系は、htmlのカラーコードに用いられています。そのため、パソコンやスマートフォンの色は、RGB表色系に基づいています。
CMYK表色系は、印刷における色再現に用いられています。

「顕色系」には、以下のようなものがあります。
・PCCS
・マンセル表色系
・オストワルト表色系
世界的には「マンセル表色系」の利用率が最も高いですが、日本や、一部のアジア諸国では、「PCCS」の利用率が最も高いです。

顕色系の中でも、色相を環状に配置するものを「色相環」と呼びます。マンセル表色系やPCCSでは、色相環を用いて色相を表現します。
表色系

2.色相環

色相を環状に配置したものを、「色相環」といいます。色相を環状に配置することで、色相同士の相対的な関係性を理解するのに役立ちます。例えば、色相環上で、隣り合う色は、「類似色」と言い、デザインで使用すると統一感のある配色になります。また、色相環上で、反対側に位置する色は、「補色」と言い、デザインで使用すると、コントラストが強調されたり、色鮮やかさが強調される配色になります。
色相環は、デザインやアート、ファッションなど、さまざまな分野で用いられています。例えば、デザインでは、色相環を用いて、配色や色調を決める際に役立てられます。また、アートでは、色相環を用いて、作品の色彩を構成する際に役立てられます。

色相環の活用方法は様々ですが、以下に例を挙げます。
色相の相対的な関係性を把握する
配色の際に活用する
コーデを決める際に活用する

一つ目は、「色相の相対的な関係性を把握する」です。色相の相対的な関係性を理解することにより、色同士を組み合わせた際に、どのような印象となるのかを理解するのに役立ちます。

二つ目は、「配色の際に活用する」です。例えば、同じ色相の色を組み合わせる「同一色相配色」は、まとまりのある印象になり、色相環上で色相差が2~3の「類似色相配色」は、まとまりがありつつも、変化や動きのある印象になります。また、色相環上で反対側に位置する、補色と組み合わせる「ダイアード配色」は、ダイナミックで力強い印象になり、色相環上で正三角形の形で位置する色を組み合わせる「トライアド配色」は、バランスの良い印象になります。

三つ目は、「コーデを決める際に活用する」です。色相環のイメージに基づいた配色をすることにより、ファッションやインテリアなどのコーデにおいて、自分の見せたい印象を演出することが出来ます。ファッションコーデにおいては、色の組み合わせによって、相手から持たれる印象を大きく変えることが出来ます。また、インテリアコーディネートにおいては、色の組み合わせによって、その空間から得られるイメージが大きく異なります。 色相環とは

3.コント

コントは、以下をご参照ください。
・表色系とは
・色相環とは

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