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目次
人は、何らかの予期せぬ異常事態が起きた時に、「これぐらい大丈夫だろう」と、事態を過小評価してしまうことがあります。このような心理傾向のことを、「正常性バイアス」といいます。 正常性バイアスは、日常生活においては、ストレスや不安を低減し、心の安定を保つ役割があります。例えば、仕事で失敗したとしても、深刻になりすぎずに、「次は頑張ろう」と前向きに考えられるのは、正常性バイアスのおかげです。 しかし、災害時においては、正常性バイアスがマイナスに働く場合があります。災害時に正常性バイアスが働くと、危険が迫っていても、「自分は大丈夫だ」と思って逃げ遅れてしまう可能性があります。例えば、火災や洪水などが起きた時に、「これくらい大丈夫だろう」と逃げ遅れてしまうのは、正常性バイアスがマイナスに働いた例です。 また、正常性バイアスは、ビジネスにおいてもマイナスに働く場合があります。例えば、新規事業を立ち上げる時のリスクを過小評価したり、労働基準法を多少破ったとしても、「これくらいなら大丈夫だろう」と思ってしまうことなどが挙げられます。
正常性バイアスの対策としては、以下のようなものが挙げられます。 ①地域や職場での、防災訓練の実施 ②社内研修の実施 一つ目は、「地域や職場での防災訓練の実施」です。防災訓練を実施することで、災害時にどのような行動を取ればいいのかを体で覚えることが出来ます。また、家族で災害時に取るべき行動を共有しておくことも大切です。 二つ目は、「社内研修の実施」です。社内研修で、社員に対して正常性バイアスの教育をすることは、非常に有効です。また、社内で、火災などの非常事態が起きた場合の行動マニュアルや、コンプライアンスを遵守することの大切さについても教育しておくと尚良いでしょう。
当Webサイトでは、正常性バイアスの他にも、様々な認知バイアスを解説しております。 その他の認知バイアスは、以下をご参照ください。 ・ハロー効果とは ・確証バイアスとは ・計画錯誤とは ・バラ色の回顧とは ・透明性の錯覚とは ・アンカリング効果とは ・知識の呪いとは ・後知恵バイアスとは ・権威バイアスとは ・対応バイアスとは ・現在バイアスとは ・サンクコストバイアスとは ・行為者観察者バイアスとは